高野睦子のお見立てについて

「お見立て」とは?

弊社では「お見立て」というスタイルの販売方法をとっております。
高野がお客様のお話を伺って、最適な石を選ばせていただくという形です。
これに徹底的にこだわっています。

かつては同席した方に「欲しいって言っているんだから売ってあげたらいいのに」と
言われたこともあります。

でもできないんです。

どうしてできないかというと、私は宝石を単なる宝飾品として見ていないからなんです。

仕入れの仕方

そのお話をする前にまずは私の仕入れ方法をお話しさせてください。
何パターンかあるのですが、宝石が海外から届くと業者から呼ばれます。

その中でトップグレードの束だけを見せてもらいます。
その石達をざっと広げ、まず見るのが「色・照り・大きさ・カット・
形・全体のバランス」です。

ここで選抜した石達を今度はルーペで見ます。
ここで見るのは「傷・内包物」です。

さらに選別された石達を今度は一面に並べ、「エネルギーの強弱」を見ます。

どんなにグレードの高い石でもエネルギーの弱いものもあります。
これは並べて見たらきっとわかる方も多くいらっしゃると思います。

そこまで見て仕入れは終了となります。

業者には一番最初に見せてもらうため、私の後の買付業社さんはそれの残りを
見る、という流れになります。

これは長年の仕入れ元とのお付き合いでこうした権利をもらっており、かなり
優遇されていると思います。

仕入れた石達への思い

石というのは強烈な波動を放っていると思います。
誤解を招いたら嫌なんですが、これはスピリチュアル的な話ではなく科学的なお話。物理かな。
石に限らず全てのものは波動を持っています。

百均のコップはその波動。マイセンのカップも波動を出している。
じゃあどれで飲みたいか?は選択したらいいし、マイセンが全ての人にいいか?
というとそれも違って、波動が合わなければ居心地も悪く快適でもないでしょう。

色にも波長があり、目隠しをして壁も床も赤一色の部屋に入るとなんだか暖かくなり、
青い部屋に入るとヒヤッとするというのも有名なお話です。

ご参考:http://Birren, F. (1961). Color Psychology and Color Therapy: A Factual Study of the Influence of Color on Human Life.

そう考えると石が独自の波動を持っている、それぞれ違った波動を放っているというのも
ご理解いただけるかと思います。

そして放つもののの強さとしてはなかなかのインパクトがあるものを仕入れているのじゃないか?
と自分では思っているんです。

宝石の放つもの

もともと宝石というのは地中で何万年、何億年、ものによっては数十億年もの
時間をかけて徐々に鉱物として形になっていきます。

それがさまざまな形で採掘されます。
採掘された石達は世界中あちこちに散っていくわけなんですが、原石として
人の手に渡ることもあるでしょう。
そこから研磨職人さんがさらに磨きをかけ、各地のマーケットで取引されていく。

磨かれた宝石はリングになったりネックレスになったりして、お客様の元へと
旅立っていくのです。

地上に現れてからも、たくさんの人の手を介して最終ゴールへと届く石達。
そう考えるとたった一粒の宝石との出会いというのは奇跡のようなものですね。

そして宝石が放っているもの・・・それは例えば同じダイヤモンドでも全然違います。
一口にダイヤモンドと言ってもその「放つもの」というのは千差万別なのです。

その放つものが、例えば波のような形をしているとして、大波小波、縦揺れ横揺れ、
繊細なのかダイナミックなのか・・・など色々なパターンがあるとして。

それがあなたの放つ波とどう調和していくのだろうか?ということがお見立ての焦点となるのです。

波が重なる時

双方の波が重なると、それはより大きく広がっていきます。
逆に足並みが揃わないとお互いに打ち消しあってしまうのです。

ですから、なんとなく違和感があるものというのは身につけているとあなたの波動を
阻害してしまう。
それはとてももったいないことです。

波が重なっていくと、その方の輪郭がくっきりはっきりとして、印象的な人に
なる。そんなイメージをしていただければと思います。

お見立て会ではそうした「波が重なる瞬間」というものがたくさん見られます。
自分のことはさておき、人のことはよくわかるもので、人のそれが「くっきり」と
した時、見ている側の私たちはとても心地よく感じます。
一方で不協和音を発しているようなものを身につけると「なんとなくしっくりこない」と
いう感覚になります。

思った以上にこれは顕著にわかるので、お見立て会はかなり盛り上がるのです。

私がお見立てにこだわる理由は宝石を最大限に活用していただきたい一心から。
あなたの波動にピッタリと合った石を身につけて、心地よいハーモニーを奏でる
体験をぜひしていただきたいと思っています。

Atsuko Takano