株式会社藤翠(TOSUI)代表の高野睦子(たかのあつこ)と申します。
宝石を扱っている宝石商です。
あなたにとって宝石ってどんなイメージでしょうか
皆さんは「宝石」というとどんなイメージをお持ちでしょうか?
セレブがつけるもの、ハレの日に身につけるもの、お金持ちの道楽、男性に買ってもらうもの・・・。
「宝石」というと皆さんがそれぞれにイメージを持っています。
お客様の数だけそのイメージがあると言ってもいいほどです。
私自身は宝石に関して、かつてあまり興味がありませんでした。
なんとなく年齢が上の人がつけているものというイメージでしたし、
流行りのブランドもののジュエリーは欲しくても、天然石にそこまで興味がなかったんです。
けれどある日、デパートでふとアクセサリー売り場を見ていて、
全く自分が欲しいと思うものがありませんでした。
余計なものがついていたり、何か物足りなかったり。
そして当時、天然石といえば数珠しかなかった時代。
どうしてそんな使い方しかできないのかな?
なんとなく憤りを感じていたある日、衝動的に自分が欲しいアクセサリーを作ってみたところ、
人から「欲しい」と言われた・・・というのがこの仕事のスタートです。
宝石に導かれた運命
運命というのは面白いもので、2010年当時はこんなにも宝石の世界にどっぷり浸かる人生になるとは
夢にも思っていませんでした。
最初の約10年はいわゆる「アクセサリー」を作っていました。
穴が空いた天然石ビーズを使用して作っていたのです。
そのうち、初対面の人に「どんなお仕事をされているのですか?」と聞かれて
「アクセサリーを作って売っています。」と言うと必ず「もったいない、そんなお仕事でいいんですか?」
みたいなことを言われるようになり、それがとても苦痛になったのが2019年のこと。
私なりに誇りを持ってやっていたし、なんだかな・・・という気持ちが沸々と湧いてきた頃です。
その時、友人が「ルース(穴が空いていないいわゆる宝石)を売ってみたら?」と
言われて恐る恐るルースを扱い初めて今に至るというわけです。
宝石にはエネルギーがあると思い知った日々
アクセサリー時代から石の品質にはこだわっていました。
石はざ〜〜っと並べてみるとエネルギーの強弱がはっきりとわかります。
ただ、これは比較しないとわからないかもしれません。
私は2013年からインド人宝石商と出会い、彼が私に石の世界を
叩き込んでくれたおかげで目が肥えてしまったというのもあります。
綺麗でもエネルギーが弱い石も実際はあるのです。
エネルギーが強い石だけを仕入れ、お客様が身につける。
すると興味深いご報告をたくさんいただくようになりました。
「そんなことある??」という疑問しかなかった当時の私は石のエネルギーの強弱はわかっても、
石が人の人生に何かをもたらすなどということは到底信じられませんでした。
けれどこの石のエネルギーを浴び続けた年月が教えてくれたことは、
間違いなく石はパワフルに人間に影響を及ぼしているということです。
それをお伝えしたくてお届けしたくて、今はこの世界に夢中です。
必死と言ってもいい。
私の思い
人の人生を変える可能性がある石の魅力をもっと知って欲しい。
けれど、石が誘導してくれるわけではないんですね。
私たち人間の意図、心の持ちよう、石との付き合い方で
人生が変わるツールになりうるというお話です。
私は宝石を単なる宝飾品で終わらせたくないのです。
宝飾品として目で見て楽しみたい、好きな物を身につけたい、ブランド物をつけて嬉しい気持ちになりたい。
そういうお気持ちもよくよ〜く理解しているつもりです。
だからそれは弊社ではない場所でお買い求めになられたらいいと、お客様にもお伝えしています。
人生を変えたい。私を変えたい・変わりたい。もっと自由になりたい。私らしく生きたい。
もしあなたにそんな思いがあるならば、弊社にいらして欲しいのです。
宝石の力を精一杯お伝えしたいと思います。
はじめましての投稿はこんな感じで。
これから少しずつ石についてのお話を書き綴っていけたらと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
Atsuko Takano