目的を見誤らないために
お見立てをする際に目的は大体のカテゴリーに分かれます。
- 仕事や自己実現
- 恋愛・人間関係
- 肉体・健康
- お金・豊かさ
- 精神的な成長
この辺りが5大巨頭の目的だったりします。
もちろん、重なったりすることもあるし、これが明確ではない場合にはオパールという選択肢に
なることも多かったりします。

ご自身のことを深く理解して、いつも向き合っている方はジュエリーをお求めになる
意味や理由、目的がとてもはっきりとしています。
けれどジュエリーを買うのにそんなことを求められても困るな〜という方ももちろん
いらっしゃいます。
どちらでもよいのです。
ただ、せっかくお買い求めになるとしたら「このために」という石に対するコミットは是非して欲しい。
せっかく石を身につけるのですから、最大限に使ってあげて欲しいのです。
シリーズごとにお伝えしていきたい石の選びかた
そこで、目的別の石の選び方を書いてみようと思います。
もちろん石には個体差がありますから一概には言えないという大前提はご理解いただきたいのですが
大まかな目安としてお使いいただけたらと思います。

お客様から「どうやって選んだらいい?」とご質問をいただくのですが
こういうのって「思ったもん勝ち」でもあります。
持ち主が「これはお守りだ」と心から思っていたならそうなるでしょう。
大切な方にもらったジュエリーや、特別な思いがあるものはきっとあなたにとっての
守護になることでしょう。
それが一つ。
もう一つは石の放つ一定の波動。
それは本当に千差万別です。
ルビーとローズクオーツではイタリア人と中国人ほどの差があるわけです。
パスタが大好きな人だとしたら、せっかくなら中国よりイタリアに住んだ方が
よくないかな?という感じです。
ただしイタリア人だって色々な性格の人がいて、ずっと愛を語っている人もいれば
内向的な人もいるでしょう。
関西人がみんな面白いわけではないというのも同じニュアンスです。
ようするに大まかな国籍=石の種類くらいにとらえて読んでいただきたい読み物です。
初回は目的1の「仕事・自己実現」に関して書いてみようと思います。
仕事・自己実現のために
カテゴリ分けをしたからと言って、意外とこれも範囲が広いお話になってきます。
例えばお仕事の成功だけ、なのか。
それともそこにご自身のQOL(quality of Life)の要素も必要なのか、周囲の人との
人間関係あってこその仕事の成功なのか?働ける体をもっと強くしたいのか、
自己実現ってなんなのだろうか?
仕事なのか、パートナーシップなのか、はたまた創作活動なのか。
突き詰めていくと網目上に広がっていくお話になります。
だから「仕事・自己実現」にお勧めの石と言っても一つじゃないわけです。
けれどこのカテゴリで最も多くお勧めするのはまずはルビーでしょう。

女性にとってこの石ほど「全部を叶えてくれる」エネルギーを持つ石を私は
知りません。
ただし「求めよ・さらば与えられん」という感じなのです。
欲しいならどこまでもお手伝いしますけど、その代わりちゃんと欲しがって。
ちゃんと対価を払って(行動して)。
そんな感じです。
だからルビーを「仕事頑張りたい!」という方全員にお勧めするかというとそうでもない。
そのエネルギーを乗りこなせる人にしかお勧めできないというのも
この石のクセの強さかなと思います。
ただこれも個体差。可愛らしいルビーちゃんもありますから。
ガッツがあって欲張り。
欲ってエネルギーなんです。欲がないとこの石は使いこなせません。
静のエネルギーで勝つとしたらこの石
ルビーほど欲望を露わにできないわ・・・という方にお勧めする仕事へのサポート石。
それはブルーサファイアです。本当のロイヤルブルーのものです。

この石は冷静な判断力、緻密な根回し、コツコツと積み上げる力。
最後には勝つ。そんな石です。
あとは威厳もある。その方のリーダーシップ、カリスマ性を育ててくれるエネルギーを
纏っています。
石自体が「只者じゃない感」がありますので。
英国王室の象徴でもあるこの石は品格がやはり別格な気がします。

私はブルーサファイアを見るたびにタロットの女教皇を思い出します。
霊性が高く直感力に優れた女性。我がないからこそ得られる何か。
ルビーとは対照的で、ルビーはその「我」こそ価値だったりする。
どちらがいいとかじゃないのです。
ただ、タイプは絶対にありますね。
そしてもう一つ。

ダイヤモンドです。
この石はもちろん宝石界の絶対王者であることには間違いない。
だからこそ使い方に注意が必要なのです。
仕事も「これ!」と心に決めたもの。もうこれをやり切ると決めたものがある。
自己実現も「こうなるのだ」という明確なビジョンがある。
そういう場合は是非ダイヤの力を借りて下さい。
ちょっとでも迷いがあったり、「あっちもいいかな」という余地があるとしたら
ダイヤモンド以外をお勧めしたいのです。
例えば私などはもう宝石のことしかできないとわかっているし、それ以外を
求めようとも思っていないけれど、数年前まではそうではありませんでした。
まだまだ別の仕事をする可能性だってあったわけです。
そのタイミングではダイヤモンドを選ぶのは違ったなと思うし、今だからこそ使いこなせる
のだと思います。
この石は「固める」「拡大」「伸長」「発展」「光速」「遠方」といったイメージを
していただきたい。
ポジティブもネガティブも迷いもです。
ポジティブが広がり固まったら良いですね。
でもネガティブや迷いはどうでしょうか。
そんな感じでこの石を選ぶときはちょっと覚悟が入ります。
とはいえ、ダイヤもいろいろな種類、個性があるのでファッションでつけたいと思われる方は
もちろんそれでいいのだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
やはり仕事・自己実現系は強めの石が登場しました。
繰り返しになりますが石に何を込めるのか?は持つ人が決めたらいいのです。
ただ、石にも得意分野があるということなのです。
砲丸投げが得意な人にサッカーをさせるのもなんだか効率悪いな、ということです。
せめてバレーボールみたいに肩を使うもの・上半身を使うものをやってもらいましょう。
みたいな感覚。
餅は餅屋という言葉は宝石の世界でも非常に大切な概念だと私は思っています。
つづく