満たされている心はどんな色?

心を放置していると言われたこと

「心」にしっかりと向き合うという風潮は2008年頃から私の中では始まったと
思っています。これは人それぞれ。幼い頃から向き合っているわという方ももちろん
いらっしゃるでしょう。

「癒し」という言葉がスタンダードになり、スピリチュアルという言葉を
まだ怪しいものとして捉えていた時代。(全部私基準です)。

当時、人生で初めてザ・スピリチュアルな友人と出会い、今まで知らなかったことを
たくさん教えてもらいました。


その頃の私にとって「努力・根性・意志の力」こそが大事。
心が疲れるってなに?それって気合いが足りないだけなんじゃないの??と思っていました。

でもある時、「あれ?私やばいかも?」と思う出来事があり、スピリチュアルの友にそれを話すと
「心を放置しすぎ」と言われたのです。

そこから「心ってなんだろう」「どこにあるんだろう」という疑問が生まれ、心のありかを意識する様に
なりました。
そしてオーラソーマの世界に足を踏み入れたのが2010年頃。

ここでまたたくさんの概念を吸収しました。

心という概念

心という概念。

形はないけれど確かにそこにあるもの。

私はその存在にようやく気づきました。30代後半になってやっとです。
それまでは悲しい・うれしい・楽しい・寂しい・悔しい・・・そんな思いを
ただ野放しにしていただけでした。

〜〜ぱなし。という表現がぴったりかも。悲しいから泣く、悲しむ。
嬉しいから喜ぶ。ただそれだけでした。

けれど心の存在を意識してからは、「あ、今傷ついているな」とか「疲れているな」とか
早い段階で気づける様になってきました。
それまでは野放しだから、いわゆる「落ちるところまで落ちる」みたいなこともありました。
手遅れってやつですね。

けれどいつでも心に寄り添っていると下げ止まることができるようになったのです。
落ちそうになってもグッと理性の力で立て直せる様になった。これは心の存在を
認めて、いつも意識していたからこそ身についたスキルだと思います。

心はいつだって揺れているものです。
外部からの刺激に揺れる。だからこそ、内側で「私」と「心」との対話をして、
いつも細やかにケアすることはとても大切なことだと知りました。

心と私との対話

今どう感じている?

本当はどうしたい?

何が大事?本当に欲しいものって何?

そんな問いを投げ続ける日々。今でもそうです。

人間関係というのは自分の思い通りになどならないものです。

そんな中で自分が周りに合わせていたらうまくいくかというと、そうではない。

自分の心をしっかりと見つめていると、ここは譲れるけれどここだけは譲れないといった
「心の稜線」みたいなものがはっきりしてきます。
例えばパートナーシップでいうと、相手のことがどんなに好きだとしても、自分の譲れない部分を
譲ってまでは一緒にいられない。
だからキッパリとした態度を取れますが、そこが曖昧だと相手に振り回され、自分の
尊厳を保てない様な関係性をずるずると続けてしまうことにもなりかねません。

相手を思いやる・誰かを助ける、ということにおいても、自分の心を削ってまでそれを
すると、そうした関係は長くは続かないものです。
人との良好なパートナーシップを長きにわたって続けていくには、やはり「心」を
無視しては難しいのだと思います。

心が満たされる

では心が満たされるとはどんな状態なのでしょうか。
私はたくさんの女性と対話してきました。おそらくそれは人のそれよりも多いと思います。
満たされない心を抱えている女性はとても多いのです。

そしてその状態になる方はやはりご自身の「心」を置いてけぼりにしているのです。


相手がきっとこう思っているに違いない。
こう思われたら嫌だから我慢する。
こういうことを言ったら(思ったら)嫌われる。

そんな感じのことを言われるのですが、では一体ご自身の「心」はなんと
言っていますか?と聞くと、総じて「???」というお顔をされます。

自分の心をwatchしていないと、相手に合わせ振り回されます。
最初はそれでもいいかもしれません、けれど時間の経過と共に痛みが伴う。

搾取や枯渇が伴う人間関係というのは健全ではありません。

満たされた心の色

この記事に「満たされた心の色」というタイトルをつけました。

色には様々なメッセージが込められています。
青は聡明でクールな感じ、赤は情熱的で行動力を伴う感じ。
黄色は楽しさや喜び、豊かさを感じ、緑は落ち着きや癒しを感じる。

では心が満たされた色ってなんだろう。

私はやはりサーモンピンクがそうなんじゃないだろうか?と思っているんですね。
オレンジ寄りのピンク。

子宮の色でもあります。

暖かで安心感に包まれ、ホッとする様な色。
心がいつだってこんな色だったらとても平和で穏やかなんじゃないだろうかと。


この色を感じてみるだけで実は心は癒されたりします。
もちろんグリーンも癒しなんですが、どちらかというと「静寂」を伴う癒しなのです。
人との距離感を保ったからこそできる私だけの空間。私だけの聖域。
そんなところから来る癒しを与えてくれるのがグリーンという色です。
音がしない感覚です。

一方でサーモンピンクというのは人との暖かな関わりもセットで付いてくる。

穏やかなコミュニケーション、優しい言葉がけ。
思いやりや相手を労る気持ち。

そんなものを包含した感覚の癒しの色。

「人との温かい関わりなんてない」そうおっしゃる方ももしかしたらいるかもしれません。
苦手意識がある方もいらっしゃるでしょう。

リアルはさておき、まずは暖かさを感じてしまうのが先なんですね。
それが自分のデフォルトになったら、そういう関係性も自然と生まれてきます。

自分がどう在るか?何を感じているかによって自分の世界も変わります。

外側って後付だから。
「心」がどんな色か。どんな状態か。

それによって人生の色も変化するのだと思います。
薔薇色の人生は薔薇色の心が作り出すもの。

サーモンピンクの人生はとても暖かく、優しい世界だと思うのです。

モルガナイトがその色に当たる石なんですが、石に関してはまた別の記事で。
色って面白いですね。

Atsuko Takano